茨城県水戸市在住、小学6年生のO.Wさんの症例 ①
こんにちは!
本日もご予約、お問合せをお待ちしております!
今回の投稿も以前Instagramで投稿した内容をまとめたものになります。
最新記事はInstagramにて更新していますので、そちらをご覧になってください!
茨城県水戸市在住、小学6年生のO.Wさんの症例です。
【ご来院、インソール作製のきっかけ】
1.有痛性外脛骨炎(両側)
2.陸上クラブへの復帰(違うスポーツへの復帰も検討)
3.腰痛
4.スポーツパフォーマンスアップ
小6の女の子で、小学4年生の頃から有痛性外脛骨炎に悩まされており、整形外科2件で治療を受けてきたが治らず、悪化してしまったとのことでした。
以前は習い事で陸上クラブに所属していましたが、痛みで走れなくなり、1年前に辞めてしまったそうです。
通学は車を使用、学校の体育も痛みで出来ず、学校行事の遠足も途中棄権してしまうくらい痛みが強いとのことでした。
お母さまも付き添いでいらっしゃったのですが、なんとか普通にスポーツができるまでに改善したいとのことでした。
【足部診察】
両足とも外反母趾と浮き指でした。
内側縦アーチもかなり低下し、扁平足がかなり進行していました。
フットプリントを撮りましたが、外反母趾と有痛性外脛骨炎はかなり進行していることがわかります。
舟状骨が横に出っ張ってます。(有痛性外脛骨炎には赤丸付けてます)
※浮き指とは…
横アーチが低下し、足趾が地面から浮いた状態のことでバランス低下、歩幅減少、推進力低下に繋がり、
全体的にパフォーマンスを下げる原因になります。
※外反母趾とは…
足の親指が人差し指側に曲がってしまう変形のことです。諸説ありますが、定義は15°以上です。
見た目だけではなく、日常生活においてもバランスが低下して怪我をしやすくなったり、前に進む力が低下したりスポーツでも幅広くパフォーマンスが低下します。
外反母趾になる原因は、
1.普段から大きな靴を履く
2.普段から小さな靴を履く
3.歩き方が回内傾向にある
4.靴紐を緩めている履いている
5.踵を踏んで履いている
6.筋肉や骨格の遺伝
7.ヒールが高い靴を履く
など、沢山あります。
日頃から一つでも原因を減らしておきましょう。
O.Wさんの場合は、1・3・4・5・6とほぼ全て当てはまっていたので日常生活から見直す様に伝えました。
【靴診断】
普段履いている靴を見ましたが、NIKEのランニングシューズを履かれていて、良いものだったのですが、踵を潰して履くので踵はへなへな、普段から靴紐を緩めて履いていないので、O.Wさんの悪い癖を止められなくなって有痛性外脛骨炎と外反母趾が悪化したと考えられます。
オーダーメイドインソールで治療する云々の前に靴の選び方・履き方は非常に大事です。
症状を改善させるも悪化させるも靴・履き方次第です。
選び方わからないときは私に連絡していただければレクチャーします!
【立位分析 ~片足立ち~】
1、右足
まず、右足の片足立ちからです。
左側の画像インソール製作前では、外側に体重がかかっていて、軸が外側になっています。
左側の骨盤もかなり上がっており、右の肩甲骨が若干下がっていることがわかりますね。
右側の画像はインソール製作後のものです。
肩甲骨と骨盤の位置が、平行に近くなったことがわかります!
そして手の位置に注目してみてください。
インソールを作製する前は手でバランスをとっていましたが、作製後は手を使わずともよくバランスをとれていることが分かります!
2、左足
次は左足の片足立ちです。
左側の画像はインソール作製前では、左の肩甲骨が下がり、右の骨盤が上がっています。
こちらも右同様、外側に体重がかかっていて、バランスをとるために体軸を少し傾けています。
体軸が中心よりも外側にあり、バランスが悪いです。
右側の画像はインソール製作後のものです。
肩甲骨、骨盤は以前より、水平に近づきました!
内側に重心が移動し、体軸が踵の中心を通るように!
ぱっと見でも全然違います。
この後、歩行でトータルバランスを調整していきます。
他のオーダーメイドインソールを作製しているお店では、スタティック(立位静止状態)のみで調整していますが、アイ フットケアインソールではスタティック(立位静止状態)とダイナミック(歩行状態)のトータルで調整しますので、より正確に合わせることが可能なのです
※だいたい、スタティック(立位静止状態)のみで合わせようとすると失敗します。ダイナミック(歩行状態)だと予測と違う動きをする場合がありますので。
【歩行分析】
1、インソール作製前
こちらはインソール作製前の動画です。
どちらの足も接地期は少しだけ回外しますが、立脚中期~推進期にかけて過回内していますね。
特に右足は過回内が強いです!
左足は推進期に少し回外していますが、症状が左足も有痛性外脛骨炎なので回内の動きを止めるように作製する必要があります。
ポイントは、左右の有痛性外脛骨炎・外反母趾・浮き指・偏平足を治すようにオーダーメイドインソールを作製します。
2、インソール作製後
こちらはインソール製作後の動画です。
バランスと、姿勢が良くなったのがわかります。
歩行時も歩幅が大きくなり、速度も速くなりました!
回内の動きは左は止まりましたが右は少し残っていますが、一気に変えてしまうと好転反応によってO.Wさんに負担が来てしまうので少しずつ調整していくことになりました。
この時点では横アーチ部分のパーツを付けていないので、歩幅や推進力に関しては改善点がありますが、その調整は次回とします。
とりあえず、これで様子を見てもらいます!
最後に、外で100mを往復で走ってもらいましたが「全然痛くない!」と喜んでいました!
ご来院された時から暗い顔をされていたので、笑顔が見られて良かったです。
当院はリロクラブ提携店であり、入会者から2親等までは福利厚生を利用してインソールを作製したり、各種治療を受けられます!
「アイフットケアインソール」は、茨城県大洗町でオーダーメイドインソールを作製しております。
足や身体にお悩みの方、スポーツパフォーマンス向上を目指している方は気軽に相談してください!
専門的にはサッカー、フットサル、ラグビー、陸上競技ですが、靴を履くスポーツなら全て対応できます。
当院ではインソール作製だけでなく、患者様それぞれに合った靴の選び方・正しい履き方も指導しております。
大洗の観光ついでにいらしてください!
アクセス→鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「大洗駅」より徒歩約5分
水戸大洗ICから約10分(駐車場あり)
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